というわけで、結婚してください!
翌朝、まだ眠そうな様子で、尊はご飯食べていた。
「なにか目が覚めるような小話はないのか」
と言ってくる。
「目が覚めるような?
なにかこう、聞いてる方が、いたたたたたってなるような?」
「どんな話だ……」
と言われ、鈴は語り出す。
「例えば、小学校の校庭で、すっ転んで、側溝の蓋で鼻の下を打って、火花が散った話とかですかね?
漫画とかでよくあるじゃないですか。
ぶつかったりしたら、火花が飛ぶの。
あれ、本当に飛ぶんですよ。
ちなみに、黄色じゃなくて、赤でした。
とかいう感じの話ですか?」
と昨日よりはマシなメニューになった朝食を食べながら言って、
「ですか? って、全部しゃべってるじゃないか……」
と呆れたように言われた。