というわけで、結婚してください!
 



 翌朝、まだ眠そうな様子で、尊はご飯食べていた。

「なにか目が覚めるような小話はないのか」
と言ってくる。

「目が覚めるような?
 なにかこう、聞いてる方が、いたたたたたってなるような?」

「どんな話だ……」
と言われ、鈴は語り出す。

「例えば、小学校の校庭で、すっ転んで、側溝の蓋で鼻の下を打って、火花が散った話とかですかね?

 漫画とかでよくあるじゃないですか。

 ぶつかったりしたら、火花が飛ぶの。

 あれ、本当に飛ぶんですよ。

 ちなみに、黄色じゃなくて、赤でした。

 とかいう感じの話ですか?」
と昨日よりはマシなメニューになった朝食を食べながら言って、

「ですか? って、全部しゃべってるじゃないか……」
と呆れたように言われた。
< 433 / 477 >

この作品をシェア

pagetop