というわけで、結婚してください!
「ただいま、鈴。
 この週末で全部終わるから。

 そうだ、鈴。
 支社長がこれを、お前に」
と尊はカードのようなものが入った封筒を鈴に渡してきた。

「え?
 噂の支社長からですか?」

「そうだ。
 お前と、ぽすに」

 ぽすに!? と開けてみると、新商品のイベントの招待状が入っていた。

「ああ、無人島であるとかいう。
 なんで、私とぽすに――

 あれっ?
 尊さん?」

 尊は靴を脱ぎかけたまま、仰向けに倒れて寝ていた。
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