絶対俺の嫁にするから~御曹司のイジワルな溺愛包囲網~
「私から麻衣子ちゃんの話を聞く岳人は、とても優しい顔をしているよ。そして麻衣子ちゃんのことを、嬉しそうに話してくれる。岳人にとって麻衣子ちゃんは、初めて結婚したいと思えるほど、惹かれた女性なんだ」

敏夫さんの言葉に胸がトクンとなる。
そして脳裏に浮かぶのは、彼の言葉。

上杉さん、私と結婚したいって言ってくれた。……アレコレ考えず、彼の言葉を素直に信じていいのかな。

「岳人に愛されていると自信も持ちなさい。そうすれば気持ちは簡単に変わったり、消えたりなどしないから。……大丈夫、麻衣子ちゃんはとても魅力的な子だ。岳人は他の子に見向きもしないから」

笑顔で言われ、恥ずかしくて居たたまれなくなる。でも敏夫さんの言葉が胸に響いた。

そうだよね、私が誰よりも自分のことを好きになれなかったら、こんな私を他人が好きでい続けてくれるわけがない。

それに上杉さんは、私のことを好きになってくれた理由のひとつに、同じ夢を追いかけているからだと言ってくれた。
その夢はこれから先も追い続けていきたいし、もっと自分のことを好きになりたい。

両親になんでも本音を伝える事ができる、強い人間になりたい。
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