絶対俺の嫁にするから~御曹司のイジワルな溺愛包囲網~
「だって心配して当然でしょ? 麻衣子より磯部さんと一緒にいる時間が長いのよ?」
お母さんの言い分も理解できる。でも上杉さんはそんな人じゃないって私は信じたい。敏夫さんに聞いた話を信じたいから。
するとお母さんは遠くの席にいるふたりには聞こえないよう、声を潜めて私に言った。
「ねぇ、麻衣子。やっぱりお母さん仕事を続けることは反対だわ」
「えっ?」
「だってそうでしょ? 岳人君は素敵な人だもの。うかうかしていたら誰かに取られちゃうわよ」
容赦なく言うお母さんを、お父さんは「やめないか」と必死に止める。
「お願いよ、麻衣子。あなたには岳人君のような素敵な人と幸せになってほしいの。あなたが悲しむところなんて、お父さんも私も見たくないのよ。だから仕事は辞めて、家庭に入りなさい」
「……っ」
どうしてそんなことを言うの? さっき私、ちゃんと伝えたよね? 仕事に対する思いを。
「あなたからも麻衣子に言ってください。……あなたも麻衣子には幸せになってほしいでしょ? 仕事に没頭して家庭を顧みない状況になってしまうかもしれないじゃない」
お母さんに責め立てられ、お父さんはなにも言えない様子。
お母さんの言い分も理解できる。でも上杉さんはそんな人じゃないって私は信じたい。敏夫さんに聞いた話を信じたいから。
するとお母さんは遠くの席にいるふたりには聞こえないよう、声を潜めて私に言った。
「ねぇ、麻衣子。やっぱりお母さん仕事を続けることは反対だわ」
「えっ?」
「だってそうでしょ? 岳人君は素敵な人だもの。うかうかしていたら誰かに取られちゃうわよ」
容赦なく言うお母さんを、お父さんは「やめないか」と必死に止める。
「お願いよ、麻衣子。あなたには岳人君のような素敵な人と幸せになってほしいの。あなたが悲しむところなんて、お父さんも私も見たくないのよ。だから仕事は辞めて、家庭に入りなさい」
「……っ」
どうしてそんなことを言うの? さっき私、ちゃんと伝えたよね? 仕事に対する思いを。
「あなたからも麻衣子に言ってください。……あなたも麻衣子には幸せになってほしいでしょ? 仕事に没頭して家庭を顧みない状況になってしまうかもしれないじゃない」
お母さんに責め立てられ、お父さんはなにも言えない様子。