絶対俺の嫁にするから~御曹司のイジワルな溺愛包囲網~
石上君の言う通り、社内を案内する彼は終始優しいし、私たちにわかりやすく説明してくれている。
それにスーツを着て髪もしっかりセットし、仕事モードの彼は悔しいけどカッコいいと思う。
おまけに御曹司でしょ? 大曽根さんが玉の輿を狙う理由にも納得せざるを得ない。
私、本当に上杉さんとお見合いをして、告白されたんだよね? プロポーズもされたよね? なんかそれが夢のよう。
それほど会社での彼は別人のようだから。
社内を見て回り、いよいよ海外事業部へ向かい、先輩たちに紹介してもらう。
するとさっきまで元気いっぱいだった石上君の表情が曇り出した。お腹が痛いのか腹部を押さえている。
「石上君、大丈夫?」
心配になり声を掛けると、彼は弱々しい声で言った。
「ごめん……ちょっと緊張しちゃって。大丈夫じゃないかも」
そう言うとより一層つらそうに顔を歪め、石上君は前を行く上杉さんを呼び止めた。
「上杉部長、すみません! ちょっとトイレに行かせてください!!」
それにスーツを着て髪もしっかりセットし、仕事モードの彼は悔しいけどカッコいいと思う。
おまけに御曹司でしょ? 大曽根さんが玉の輿を狙う理由にも納得せざるを得ない。
私、本当に上杉さんとお見合いをして、告白されたんだよね? プロポーズもされたよね? なんかそれが夢のよう。
それほど会社での彼は別人のようだから。
社内を見て回り、いよいよ海外事業部へ向かい、先輩たちに紹介してもらう。
するとさっきまで元気いっぱいだった石上君の表情が曇り出した。お腹が痛いのか腹部を押さえている。
「石上君、大丈夫?」
心配になり声を掛けると、彼は弱々しい声で言った。
「ごめん……ちょっと緊張しちゃって。大丈夫じゃないかも」
そう言うとより一層つらそうに顔を歪め、石上君は前を行く上杉さんを呼び止めた。
「上杉部長、すみません! ちょっとトイレに行かせてください!!」