絶対俺の嫁にするから~御曹司のイジワルな溺愛包囲網~
「いいね、今年の新入社員は元気があって。ではさっそく行こう。まずは社内を案内する」
「はい!!」
背を向けて歩き出した上杉さんの後を、まるで子犬のようについていく石上君。
上杉さんが直属の上司という事実をいまだに受け入れらえず、混乱しながらも私も後を追った。
「介護事業部は四年前に創設された新しい部署で、オフィスは九階にある。その前に頻繁に使用するところを案内しよう」
そう言いながら彼は、会議でよく使用する会議室や古い資料が保管されている資料室。
そして社員が自由に休息をとったり、コミュニケーションを図る目的で作られた最上階にあるプレイルームを案内してくれた。
「上杉部長、カッコよくて優しそうな人だな。俺、さっそくファンになっちゃったよ」
移動中、コソッと耳打ちしてきた石上君に顔が引きつる。
きっと私も上杉さんとは初対面だったら、石上君と一緒になって「ファンになっちゃったね」なんて言えるのかもしれない。
でも、な。たしかに会社での上杉さんは、ちょっと違う印象。
前を歩く大きな背中を見つめる。
「はい!!」
背を向けて歩き出した上杉さんの後を、まるで子犬のようについていく石上君。
上杉さんが直属の上司という事実をいまだに受け入れらえず、混乱しながらも私も後を追った。
「介護事業部は四年前に創設された新しい部署で、オフィスは九階にある。その前に頻繁に使用するところを案内しよう」
そう言いながら彼は、会議でよく使用する会議室や古い資料が保管されている資料室。
そして社員が自由に休息をとったり、コミュニケーションを図る目的で作られた最上階にあるプレイルームを案内してくれた。
「上杉部長、カッコよくて優しそうな人だな。俺、さっそくファンになっちゃったよ」
移動中、コソッと耳打ちしてきた石上君に顔が引きつる。
きっと私も上杉さんとは初対面だったら、石上君と一緒になって「ファンになっちゃったね」なんて言えるのかもしれない。
でも、な。たしかに会社での上杉さんは、ちょっと違う印象。
前を歩く大きな背中を見つめる。