イケメンエリート、はじめての純愛⁇


「で、でも、明智君は、きっと忙しい人間だから、無理なんじゃないかな?」


すると、咲子は満面の笑みを浮かべて映司を見る。


「それが、喜んで伺いますとの事でした」


映司は途方に暮れた。
何で俺の一大事の会合に明智君が同席する?
EOCの堀江映司の威厳が何ひとつ見当たらないその空間に、何故に明智君?


「咲子ちゃん…
俺は、咲子ちゃんのおじい様にお父さんの事を相談しようと思ってるのに、そこに明智君がいたら、彼は居心地が悪いんじゃないかな…?
だから…」


咲子の満面の笑みはまた更に花が開いたようにほころんだ。


「大丈夫ですよ。
その時は、私とお母様で明智さんのお相手をしますから。
映司さんはゆっくりとおじい様と話をしてください」



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