【短】回覧板~小さな繋がり~

家に帰りベットにダイブする。

最近、これ習慣になってるかも…。

ダイブするときに考えてしまうのはアイツのこと。


はぁ、考えてもなんも変わんねーのに。


―――♪♪♪

―――着信:090××××―――

誰だ?

「はい。どちらさん?」

おっさんみたいなセリフを言ってしまった。


『登録してくれてないのぉ?
 マミだよお?』

誰だ?けど、コイツ苦手。

典型的なぶりっ子。

『ねーえ。きいてるぅ??』

「なんか用?」


その声、キモいぞって言ってやろうか…?

いやいや。キャラ的にそれはできねーな。


『あのね?前借りたCD返そうと思ってぇー・・・。』

「貸した?アンタに貸した覚えないんだけど。」

『えぇ??達樹から聞いてないの?』

「達樹に借りたわけ?」

『うん。返す時は祐斗君に直接って言われてぇ。』

「ふーん。…明日学校に持って来てよ。」


つか、こんくらいで電話すんなや…。

メールでよくないか?

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