君想ふ花

そのあとは猫みたいなトラと3人?で写真を撮ったり
モルモットと触れ合ったり、
本当のカップルのような時間を過ごした。

龍さんはどう思っているんだろう?
私の気晴らしに付き合ってくれているのかな。

それとも少しでも私のこと
意識してくれてるのかな・・・。

ペンギンを見てはしゃぐ龍さんを見ながら
私はそんなことを考えていた。


「・・・み!なつみ!」

「っへ?!」

「なにぼーっとしてんねん。
 ペンギンはもういいから次行こうや」

「あ、はい」

「なんかあったん?彼氏か?」

龍さんのことを考えていた。
なんていえない。
でも、龍さんの気持ちも気になる。

私はどう聞くべきか悩んだ。

「なんやねん。(笑)
 それとも俺がかっこよくて惚れたか?」

「何いってるんですか!(笑)
 よく自分でそんなこといえますね(笑)」

「冗談やて。
 あんまり神妙な面持ちやから、笑わせたろ思ただけや!」

私のこと気遣ってくれたんだ。
その言葉に心がジーンと暖かくなった気がした。

「龍さんて、どんな人がタイプですか?」

「せやなー、自分の道があって、それに向かって頑張っている子かなー。
 俺もやりたいことがあるし、その話を一緒にできたらいいなて思うかなー
 なつみみたいな!」

「いやいやお世辞上手だなあ。(笑)
 私なんて龍さんからしたら子供じゃないですかー」

「そんなことないで?
 好きになるのにそんなん関係ないやろ?」

そういって龍さんは
また私のポンポンとして、車に乗った。
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