クラスメイトの告白。
スタンドライトのぼんやりしたやさしい光が部屋を照らす。
私たちは床の布団の上に座り、彼は箱ごとメロンパンを持って、歌いはじめた。
「HAPPY BIRTHDAYもうすぐ~♪ HAPPY BIRTHDAYもうすぐ~♪」
誕生日ソングの替え歌バージョン?
さすが、歌が上手すぎだし。
「HAPPY BIRTHDAY DEAR風杏ちゃ~ん♪ HAPPY BIRTHDAY TO YOU~♪」
ろうそくの火を吹き消す。
「もうすぐ誕生日、おめでとう」
「ふふっ、もうすぐ誕生日ね。ありがとう」
「食べていいよ」
「わーーーい! いただきまーすっ!」
私は両手で大きなメロンパンを持ち、かぶりつく。
「おいしっ! メロンパンの中身もいろんなクリームが層になってる~」
「うまそうに食べるよな」
「伊原くんも食べる?」
「俺はいい。好きなだけ食べな」
「ぜんぶ食べちゃいそう」
「うそだろ!?」
「だって、おいしいんだもーん」
あまりのおいしさに、結局ぜんぶ食べてしまった。