クラスメイトの告白。


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◆事故当日、図書委員3人の行動
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・白石さんは、図書室でひとり飾り付け
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・緑河くんは、放送室でクリスマス会のCD選び
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・赤西さんは、学校を欠席
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「赤西さんは欠席だけど、緑河くんには、事故の日のこと詳しく聞いたの?」


「それがさ、すげぇ怪しまれて……。緑河、俺に何も話してくれなくてさ」


「怪しまれた? あ、伊原くんがうちの高校に転校してくる前の事故だから?」


「そう、どうしておまえが事故のこと詳しく知ってるんだって言われてさ。まわりから聞いたって適当に誤魔化したけど」


「それで緑河くんは?」


「事故のことは何も覚えてないって、すっとぼけられた」


「私が緑河くんに話聞いてみようか?」


「うん、頼むよ。元クラスメイトの汐野になら、緑河も何か話すかもしれないし……」


そのとき、図書室のドアの向こうで、誰かが話している声が聞こえてくる。


私は勢いよくノートを閉じて、伊原くんの顔を見た。


「水曜のお昼は誰も来ないんじゃ?」


「“基本”誰も来ないって言ったんだよ。汐野こっち」


「えっ……?」


伊原くんは私の腕を引きよせ、私の体ごと抱きしめると、窓の端のカーテンの中に包まって隠れた。


びっくりしすぎて、私は伊原くんに抱きしめられたまま固まっている。
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