残念な堀井さん。
ボーッとしてる姿も時々見かけるし、もしかしたらあの女性に心を射抜かれたのかもしれない。

なんて言ったって、堀井さんのタイプのど真ん中であろうスレンダー美人。

私を飲みに誘わないのも、もしかしたら彼女への義理立てだったりして。

今までは恋人が居ようが何だろうが、私を飲みに誘うことはしていたけど今回は違うのかもしれない。
運命?ってやつを感じちゃったのかもしれない。

今も気の抜けたような堀井さんを尻目に、私は自分のデスクに向き直り仕事を続けた。

集中集中!
貴重なデスクワークの時間だもの。
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