残念な堀井さん。
あー、肩が凝った。
2時間ずっとデスクワークで外回りとは違った疲労を感じる。

こうして堀井さんの代わりは引き受けているものの、私は事務職向きじゃないと思う。

そもそも、そこに気がついていたからレストラン和に就職しようと決めたのだ。

私がデスクワークする傍らで堀井さんは業務日報を作成していた。

ここの所、社内に留まる機会が少なかったから数日まとめて作らなくてはならないから堀井さんにはなかなか大変な作業だろう。

お互いにちょっと休憩が必要だ。
コーヒーを淹れてこようと、彼の集中を削がないよう静かに席を立って給湯室に向かった。
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