再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。
「ふうん」


ほら、言われても困るはず。


「もう会わないし、いいかなって」


「心配なんじゃねーの?真凜、強がるから」


「別に…強がってなんかないよ」


涼真くん、どうしてわかったんだろう。


確かにちょっと強がってる部分はある…。


「真凜の冷たさから言うと、あっちだってまた付き合おうとか言う勇気ないだろーし、単に新しいところでうまくやれてるか心配してるだけだろ」


「ひどっ!そんな冷たくしてるつもりないけど」


「感情に蓋してねぇ?色んなことにもっと素直でいいんじゃないかな」


素直さ…あたしに欠けてる部分だよね。


だけどどうすれば?


ここに来てまだ友達もできてないし、寂しい部分の方が大きい。


そのことをそのまま言ったところで、泣き言を言うみたいで嫌だよ。


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