再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。
「ただいまのキス」


はああっ?


もうパニック!


「りょっ…涼真くん、バカなこと言わないでよ!なんであたしがそんなこと」


嬉しいを恥ずかしいが追い越してしまった。


素直にキスなんてできるあたしじゃない。


「約束、忘れた?」


や…く、そく?


約束なんてしたっけ?


やだ、全く思い出せない。


「え…」


「覚えてないのかー、やんなるな。テンション高いの俺だけ?」


わっ…わかんない、約束ってなんのことだろう。


「なにか約束したかな。覚えてなくて…」


「れ、マジか。真凜が言ったのにな」


あたしが?


どうしよう、全然思い出せないよ!



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