再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。
「どうしてそんなに苦しそうなの?あたしは気にしてない…」


そしたらぎゅうっと抱きしめられた。


「もう…どこにも行くなよ、俺から離れるな」


「涼真くんっ?」


「俺が…あの時真凜を守れなかったから…」


「…え?」


「ずっと後悔してたんだ」


どういうこと?


そのうち乗り物は園内を一周し、再び乗り場に戻った。


話の途中だし抱きしめられているけど、必然と離れることに。


降りた後の涼真くんは意外に普通だった。


どうしちゃったんだろう…。


あたしが引越したのは涼真くんのせいなんかじゃないのに。


「少し話さない?」


ゲーム機が集まった室内へと涼真くんを促す。


少しうるさいけど、外は寒くなってきたし部屋の中がいい。


「場所変えよう、近くにゆっくりできるところがあるから」


涼真くんはあたしの手を取ると歩き出す。


…よく知ってるんだね。


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