再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。
それもそうか…あたしよりこの辺に詳しいはずだし、女の子ともいっぱいデートしたんだろうな。


環奈ちゃんとも…。


思わず手を離してしまった。


「どした?」


「あっ…ううん。手が冷たくなってきたから」


すると涼真くんはまたあたしの手を取り、そのまま自分のポケットの中へ。


わあっ…。


「こーしたら、いいよな?」


「そっ…そうだね」


慣れてるんだろうな、こんなの…。


あまりに自然にやっちゃうから、慣れないあたしは戸惑ってばかり。


「ずっと…気になってるんだけど」


「なに?」


「環奈ちゃんのこと…涼真くんをまだ好きそうだった。あたしいいのかな、こんなの…」


環奈ちゃんと約束した。


涼真くんのことはなんとも思ってないって。


それはあたしの問題。


だからそれを涼真くんに相談しても仕方がないんだけど。


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