再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。
「環奈が怖い?」


「怖いとかじゃなくて、申し訳ないっていうか…涼真くんのこと好きにならないって約束したの…」


「は?そんなの勝手に約束するなよ。バカじゃねーの」


バカ!?


「そんな言い方しないでよ。あまりに環奈ちゃんが辛そうだったし、あのときはまだあたしも…」


「でも今は?」


涼真くんがクスッと笑う。


「こっ…こんなのダメだよね。やっぱり環奈ちゃんに謝ってから…」


手を振り払おうとすると、その手をギュッと掴まれる。


「ダメ。俺から離れるなって言ったろ」


「そうだけど…」


「環奈が学校で有名な問題児に追い回された時があって、それで彼氏のフリしたのが始まり」


えっ、まさかそれが始まり?


成り行きでって言ってたのは、そういうことなの?


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