再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。

突然の刺客

次の授業は体育で、他のクラスも合同でやる予定。



体操服に着替えた後、グラウンドに向かう途中、後ろを歩いている女子グループの話し声が聞こえた。



「環奈、今日は元気ないよね…どうしたのかな」



「お腹痛いって保健室で休んでるよ。体育苦手だし、いつものアレじゃない?」



「あーなるほどね。いいなぁ、男の先生受けがいい子は楽にサボれて」



「結構腹黒なのにね。男たちは気づいてない」



「そうそう、あの涙目ずるい」



大きな声で会話が丸聞こえ。



環奈ちゃんの友達なの?



もしそうなら、本人がいないところでそんな言い方ひどい…。



元気がないって心配だな…涼真くんのことが関係してる?



私も行ってみようかな。



ううん、なにを話すの?



行くなら、涼真くんだよね…。






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