再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。
あっという間にふたりの前に出て行った。


「テメーどこまで嘘つきなんだよ!!俺の元カノを侮辱してただですむと思うなよ!?」


怒りに任せて殴りに行った清くんを、涼真くんがあっさり取り押さえる。



「清っ!授業行けっつったのに」



「離せっ。一回殴らねーと気がすまない」



「落ち着けよ。環奈、今のうちに逃げろ」



ひとまずここは、清くんと距離を置いた方がいいよね?



環奈ちゃんを連れて校舎の中へ走った。



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