再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。
誰がなんと言おうと、あのハートは私のなのに。



あの日…帰る間際に気付いたの。



涙に濡れたハートの折り紙は、ゴミ箱に捨ててあった。



あんなに必死で守った物を捨てられるの?



環奈ちゃんって…よくわからない。



仲良くなりたいと思っていたけど、絶対無理。



あれからほとんど話してない。



それなのに…ある日突然、話しかけてきた。



「かくれんぼしよう」



その日は幼稚園の行事の日で、自由解散となった後ママたちはお喋りに夢中だった。



暇を持て余したのか、環奈ちゃんからのお誘い。



苦手だと思っていたけど、話しかけられるとやっぱりすごく嬉しい。



「うん!誰が鬼をする?」



すると環奈ちゃんは、小さな声で囁いた。



「鬼は…」




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