再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。

一番好き

それから数ヶ月後…。



「もう、起きてー?」



「ん…あともう少し…」



今朝も涼真くんを起こしに来たけど、全然起きる気配がない。



布団をかぶって、反対を向いて寝てしまった。


やだもぅ…。



寝起きにドキドキするとか、かわいいとか…そんな雰囲気にすらならない。



「ぐー…」



ぐっすり寝てます。



今日も諦めてリビングへ。



珍しく昌磨くんが家にいた。



「おはよ~。今日は部活ないの?」



「おうよ」



最近は部活の朝練で顔を合わせることも少なくて、こうして話すのも久しぶり。



「真凜、髪伸びた?俺好み。超かわいい」



髪を触ろうとしてくるから、思わず後ずさる。


そして照れもなくこういうことをストレートに言うところは、昌磨くんは涼真くんの兄弟だって、本当に思う。



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