再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。
「はー、それにしても。真凜ちゃん超タイプ!その横顔をずっと眺めてたい」


烈くんがなめるように見てくる。


思わず寒気が。


「キモ…」


「うわ、ひでぇ!やっぱそーいうとこ変わってねー!そういうこと言いそうにないのに、グサグサ心突き刺してくる」


「危なくない?この人大丈夫なの?」


涼真くんは答えられないほどウケてるし!


冷たくあしらうつもりなんてなかったけど、烈くんってなんだかヤバめ。


深く関わったら痛い目みそう。


「いいやつだから、烈と付き合えば?」


もうっ!


そんなこと言って、涼真くんの言ういい人って信用できないから。


それに、そんなこと言うの?


昨日…あたしにあんなことしてきたくせに。


「烈くんとは付き合えない。だって昨日、涼真くんとキスしたんだもん」


バラしてやる!


不意打ちだったし、おでこだとはいえキスはキスなんだから。


涼真くん、どんな顔してる…?


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