再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。
当の本人はいつの間にか起き上がってニヤニヤと笑っているだけ。


もうっ、誰のせい?


先生がこっちを見ていないことを確認した後、涼真くんにパシッと手紙を投げつけた。


「いって」


涼真くんは手の甲を押さえている。


「軽くしたつもりだけど痛かった!?ごめん…投げちゃダメだったね」


「ウソ」


…はぁ?


どうも涼真くんは、あたしの反応を見て楽しんでるらしい。


クスクスと笑いながら今度は机を寄せてきた。


「ええっ、なにしてるの?」


「教科書忘れた、見せて」


「だからって!」


「そこ、うるさい」


ひっ…先生に睨まれてしまった。


机をくっつけたことは、特に突っ込まれず…。


ここは敢えて突っ込んで欲しかった!


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