Lonely Heart
高校にも慣れ、めぐにも新しい友達ができて毎日が変わったようで変わらない。
すごく楽しかった。
朝起きて、電車に乗って学校へ行き、着いたらまず体育館の近くのトイレでタバコを吸って、教室に向かう。
授業なんか聞いたところで勉強のできない私は席につくなり机に顔を伏せる。
「こらっ!起きろ!」
そう言ってバシバシ叩いてくるのは安達 帆波(あだち ほなみ)。
「今寝たばっかやし痛いしなんやねん(笑)」
両腕を組んで仁王立ちしているほなみに文句を言う。
「今日放課後、遊びいくで!」
私の予定などそっちのけで、もう既に決まっている様子。
「誰と?」
眉をしかめて聞くと
「まよ、ほなみ、るなと後おとこ3人!」
.........
まよとほなみはまぁ良しとして、男3人って誰。
そもそもうちの高校は学年のほとんどが女子で、男子って言ってもメガネをかけた暗〜い感じの子か、いかにも中学ではやんちゃしてました!!みたいなヤツしかいない。
特に男には興味がなかったからちゃんと見たこともないけど、まぁどっちかと言うと女より男との方が気が合う。
「まぁりょうかい」
そう言って私は眠りについた。