【悪魔の招待状】人狼ゲーム
悪魔の招待状

莉奈目線

【悪魔の招待状】なんてあるわけが無い。
そう思っていたし、そう信じたかった。
なのに私の手元にあるのは…

Dear.莉奈様
from愛紅魔

どう見ても【あくま】としか読めない…
私にも届いたのね…。
本当に存在してるとは思ってなかった。
でも…これは!!

莉奈)SNS映えするじゃん!もう最っ高!

『みんな見てみて〜!私にも【悪魔の招待状】届いた〜♪本当に存在してるΣ(゚ロ゚;)後で、招待状の中身も見せるね〜♪』

っと!あ、写真入れてないや、

カシャッ

あ、あれ?手元には招待状があるのにカメラ越しには何も映っていない…?

カシャッカシャッカシャッ

何回シャッターを切ってもカメラに映っていたのは自分の手だけ。

莉奈)はぁ?カメラに映らないとかスマホ壊れたんじゃね?うわ、最悪っ!

独り言を言いながら歩いていると、

和哉)莉奈何独り言言ってんの?ってお前もそれ届いたんだ…。実はさ、俺も届いてんだよねぇ笑 あ、お前も写真撮ろうとした?俺もさっき撮ったんだけどさ見てみろよこれ。

そう言ってだされた写真にはやっぱり手だけしか映っていない。そう言えば、SNSで【悪魔の招待状】届いたとは書いてる人多かったけど写真は貼られてなかったし、屋敷に行ったあとの感想書くとか書いてた人達は何年経っても書いてないような…。ま、まさかね。

トントンッ

肩を叩かれて後ろを見た瞬間お腹を強く殴られた。

和哉・莉奈)うっ!

か、和哉まで…?視界が薄くなっていく中、見えた人影は、スーツ姿に、狐のお面を付けた男性とボディーガードのような人達。

狐男)こんにちわ。莉奈様、和哉様。少し早いですが屋敷にお連れしましょう。

その声を聞いた後、私は気を失った。
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