濃密に溶かしてあげる
でも、私はなんの感情も湧かない

私が興味あるのは、ただ一人、彼だけだから

何杯飲んだか忘れる程、いい感じに酔いも回って
来た頃、意外な人物が姿を現した

「あ!、ねー、あれって鮫島くんじゃない?」

身を乗り出す勢いで手招きする琴美

その視線の先に顔を向けると、、、

鮫島と、、、市田主任、それに私らと同期の牧野くん

なんとも意外すぎる組み合わせに目を丸くした

「なんか、レアな組み合わせね」
「そうね」

琴美も同じことを思ったらしい。
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