濃密に溶かしてあげる
企画はメインを花火に置くことで一致した

春になり新企画のツアープランは大成功に終わった。

けど、私の心は一向に晴れない

あの日からずっと止まったままの時間

捕らわれていたのは私の方だったんだ

一緒に過ごした、最初で最後の夜からもうじき一年

何の変化もない

相変わらず、ただの先輩と後輩のまま

私が動かなければ、歩み寄ることは不可能

だけど、今更?

散々傷付けて、突き放しておきながら、
そんなこと出来るわけがない

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