濃密に溶かしてあげる
そんなときだった。

彼が結婚すると聞いたのは、、、、

これでいいんだ

最初からこうなる運命だったんだ

私は精一杯の笑顔で彼を祝福した

本音はひた隠して、永遠に閉ざしてしまおう

「鮫島くん、聞いたわよ。結婚するんですって?
おめでとう」
「ありがとうございます。」
「式はいつ?」
「まだ、具体的には何も、、、」
「そっか。まさか、後輩に先を越されるとはねー」
「先輩、今夜お祝いしてくださいよ。」
「もちろんよ。」


< 62 / 92 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop