ネェ、オレヲアイシテ?Ⅲ~Promise or Secrets~
「……俺とやっても、女は子供ができないんだよ。だから俺は独り立ちができない。お前、そんなやつ引きとんの? ばかだろ」
紅葉さんは自虐するみたいに笑って、かすれた声を出して言う。
「……独り立ち出来ないって、決まってるわけじゃないと思いますよ。紅葉さんの事情を理解してくれるひとだって、きっと「……いないからホストやってたんだけど?」
「それでも、きっといますよ。紅葉さんのことを理解してくれる人も……」
俺は紅葉さんの手を握って、笑った。
「ああもう。本当にムカつくなお前。だるいし、めんどくさい。でもまぁ、このまま一人で生きてくよりは、お前みたいな奴といた方がまだマシかもな……」
そう言って、紅葉さんはほんの少しだけ口角を上げて笑った。