夏の記憶
1
緑も眩しい5月

教室や廊下には生徒達の笑い声

新しい教室にも慣れてきた頃


「祐希?どこ行くんだー?」
「あー、教科書借りに行ってくる」
「6組の康太?」
「いや、3組」
「え?」
「俺ら2組なのに教科書借りにそこまで行かねーよ」
「だって3組って部員いなくね?」
「俺の幼馴染」


祐希の幼馴染を一目見てみようと着いて行ったのが、始まりだった





2組から3組なんてすぐに着いてしまう

祐希はイケメンですげぇ女にモテる
まぁ腹黒いけど。

そんな奴の幼馴染ってどんなだよ、

興味しか湧かなかった
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