最愛~一夜の過ちから御曹司の溺愛が始まりました~
「何をそんなに悩んでる?好きなの着ればいいじゃないか?ちなみに、俺の好みはこれ」
ニヤニヤしながら水色のビキニを彼は指差す。
暗にこれを着ろと言っているのだ。
「え~、それ真っ先に候補から外したのに」
声を大にして反対すると、意外にも彼はあっさり引いた。
「あくまでも俺の希望。でも、香澄が着るとこ見てみたい」
フッと笑って慧は先にプールへ行く。
「そんな期待するような言い方されたら着るしかないじゃないのよ、もう!」
ひとりブツブツ文句を言いながら、着ていた服を脱ぐと水色のビキニを手に取って着替える。
「……下着と変わらないよね。やっぱり恥ずかしい」
だが、彼の要望なのだから仕方がない。
上にパーカーを羽織り、髪をひとつにまとめると、日焼け止めを塗って私もプールへ向かう。
すでに慧が泳いでいて、つい見入ってしまった。
……水泳選手みたいに力強くて綺麗なフォーム。
< 120 / 243 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop