最愛~一夜の過ちから御曹司の溺愛が始まりました~
「慧、誘惑禁止!」
キッと睨みつけて彼を止める。
お願いだから、私の理性を試すようなことをしないで欲しい。
「残念。でも、次一緒に浴びる時はやめないから」
そう宣言すると、慧は自分の髪を洗い出した。
なるべく彼の身体を見ないようにして泡を洗い流すと先に出た。
脱衣場で身体を拭き、髪を乾かして洋服に着替える。
いつの間にか洗面台の上に私のものが増えてしまった。
歯ブラシに化粧品、ヘアスプレー。
私は持って帰ろうとしたのだけど、彼が置いておくように言ったのだ。
いつまでここに置いておいけるのだろう。
ついそんなことを考えてしまう。
チクンと胸が痛むのを感じながら、キッチンに行き朝食を準備する。
慧がスーツに着替えてダイニングにやって来ると、一緒に食べた。
それから、彼と同じ時間に部屋を出て、彼のマンションの前で立ち止まる。
「行ってらっしゃい」
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