最愛~一夜の過ちから御曹司の溺愛が始まりました~
このやり取り……前にも彼としたよね。
包みの大きさは、赤ちゃんぐらい。
それも前と一緒……ということは、ぬいぐるみ?
リボンを解いて包みを開けると、やはりそこにはくまのぬいぐるみが入っていた。
でも一点違う点がある。
昔持たったくまはスカートを履いていたけど、そのぬいぐるみはズボンを履いていた。
「男の子のくまのさん。わあ、可愛い〜!ありがとう!」
大人になっても子供みたいに嬉しくてはしゃいでしまう。
ギュッと胸に抱き締める。
その感触も、昔彼に貰ったのと同じだ。
「このぬいぐるみ、実は前に香澄にあげたのと対になっているんだ。ひとりじゃ寂しいだろ?」
慧はぬいぐるみの頭を優しく撫でた。
「そうだったんだ。すごく嬉しい。昔慧に貰ったぬいぐるみ、『モモ』って名前つけて、今でも大事に持ってるの。辛いことがあった時、その子抱いて耐えたんだ」
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