最愛~一夜の過ちから御曹司の溺愛が始まりました~
初めて知る痛みも、苦には感じない。
彼が「大丈夫か?」と私を気遣って動きを止めた。
「大丈夫。お願い。来て」
蓮見さんの首に腕を絡めて抱きつく。
初めてだからってがっかりされたくない。
私だって女だ。
彼に触れてもらいたい。
今だけは何もかも忘れて、彼と抱き合いたい。
無性に彼が欲しかったーーー。



え?
目を開けたら、目の前には蓮見さんの非の打ち所がない綺麗な顔があって、パニックに陥った。
は、は、蓮見さん〜!?
どうして……と考えるも、すぐに彼と抱き合った記憶が甦った。
私……やってしまった。
後悔先に立たず……だ。
彼も私も布団は被っているが、何も身につけていない。
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