ツインタワー
「お礼なんていいよ。それより、大丈夫だった???」
優しい笑顔で言ってくれたその人を見て安心したのか、涙が溢れてきた。
「……グスッ……はい。大丈夫でした。……グスッ…。」
涙が止まらなくて、次から次へと涙が頬を伝った。
仁くんが来てくれない不安と、さっきのことがとっても怖かったこと両方があって……
ギュッ
………へっ???
「……あの、えっと……」
なんであたしこの人の腕の中にいるの???
「あぁ、いきなりごめん。驚いたよな…。俺は山本 光毅(ヤマモト コウキ)20歳の大学生。」
20歳……。
仁くんと同い年だ。
「……あたしは渡邊 まい15歳です。」