ツインタワー
純哉くんは本当になんでもお見通しなんだね。




でも、純哉くんには言えない。



仁くんのことを知ってるからこそ…




「俺でよかったら聞くぞ。言ったよな?俺の前では泣いてもいいって。」




「……純哉くん。」




なんでそんなに優しくしてくれるの???




純哉くんが仁くんだったらいいな。って思ってる自分がいる。



あたしは最低だ。




純哉くんは仁くんのかわりじゃないのに…




わかってる。




だけど、その純哉くんの優しさに甘えてしまう。




純哉くんになら、昨日の事、話してもいいかな?って…




あたしはこんなにも弱い人間だったんだ。




自分1人じゃなにもできなくて…




誰かに背中を押してもらわないと前に進めなくて…




好きな人に声をかけることもできない。
< 41 / 156 >

この作品をシェア

pagetop