セカンド レディー

「柚姫ってさ、友達少ないどころかいないだろ?」


クスッとバカにしたように笑う。


「別に、馴れ合うだけの人は必要ない。信用できる人なんてただ1人いれば十分よ」


あたしにとって心を許せる信用できる人は、たった1人だけ。

その人がいれば他の人たちはどうでもいい。



それに、学校の友達とか親友とかくだらないし。

いつだってクラスの人は、標的を決めて分かりやすくいじめたり、無視をしたり、地味な嫌がらせをしたり、そこに居ない人の陰口を言ったりするか。


そういうのほんとくだらないし、そういうことをしてでしか生きられない人と一緒に過ごそうとは思わない。




「信用できる人…?それって」


「車、来たよ」



ちょうどその時、武智さんが運転する車が来たため、話を終えるように遮った。


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