またきっと君を好きになる。


痛いほどに唇をかみ締めた。血が滲む。

でもそうしなければ、情けない声を上げて泣きわめいてしまいそうだった。


とも、君は記憶を失ってしまったんだって。

事故にの後遺症は、ともの頭の中に残ってしまったんだって。



ごめん。もう、俺、耐えられないよ。





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