こんな私でも恋愛できるの!?

変わった生活

それからというもの…

「おい。ここ誇りだらけだぞ」

「はいっ!」

「これアイロンかけたのか?」

「忘れてたっ」

「お前の料理不味すぎんだろ…」

「り、料理不慣れだもん!」

シンデレラと継母かよっ!

「お前まともに家事もできねぇのかよ」

「そんなこと言うならプロのお世話係でも雇ったらどうなの!」

「…………。あぁ…」

ん?なんでそんな悲しそうな…

「ねぇ、聞いてもいい?」

「なんだよ」

「どうしてお世話係が素人の私だけなの?」

一瞬沈黙があったあと

「俺…こんな性格だろ?小さい頃からなに不自由なく生きてきて。気に入らねぇことがあればすぐに人に当たっちまうんだよ。そしたら皆辞めちまうんだ。1人…また1人…最後には誰も…俺家事なんてしたことなくて」

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