生徒会長くん
せっかく生徒会長さんと話ができるチャンスだったのに…。



生徒会長「ああ、あの子か。ちょっと待ってて。もうすぐ終わるから。」





カタカタ……


パソコンのキーボードを叩く音が軽快に聞こえてくる。



しばらくすると、パタンという音がした。




生徒会長「ごめんね。待たせて。」

生徒会長さんが申し訳なさそうな顔で私が座っていたソファーの向かいの椅子に腰かけた。


美奈「い…いえ。大丈夫です。」



私がそういうと、生徒会長さんは微笑んで言った。


生徒会長「それはよかった。」



ぎゃ〜〜!!
かっこいいよ〜!!



私はもうあなたにメロメロです。


生徒会長「そういえば自己紹介がまだだったね。僕は高瀬 勤(ツトム)。学年は2年なんだ。」


あれ…2年生?

美奈「なんで2年生なのに…?」



勤「ああ。秘密…。」

てか…!!



副会長「2人とも名字が一緒だね〜。」



先に言われた…


勤「ややこしいから下の名前で呼んでいいかな?僕のことも下の名前で呼んでよ。」


爽やかな笑顔もまた素敵…。
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