生徒会長くん

転機

?「ち…ちょっと!」



廊下を走っていると、いきなり誰かに腕を掴まれた。


私はその相手を見た瞬間叫んだ。


美奈「い…いやあぁーー!!」



その相手とは、代表挨拶のときの副会長だった。


私は男子が嫌いなため、反射的に叫んだ。


副会長「ご…こめん。でも君には…」




私は男子が近くにいるということの恐怖と必死に闘っていて、話を聞くどころじゃなかった。


でも、あることを思い出した。

副会長「君には是非、うちの生徒会に…って待ってよ!」



私は副会長を無視してある場所に向かった。








ここかぁ〜。


ノックした方がいいよね?


コンコン…


?「…はい。どうぞ…」


中から男の人らしき声がした。いつもなら怖がる私なのに、何故か今の声は怖いと思わなかった。


なんでだろう…?


美奈「しっ…失礼します…」

ガチャ


ドアを開けると、そこにはあの生徒会長さんがいた。

やっぱりかっこいいよ〜!!

生徒会長「あの…何か用かな?」


はっ!いけないいけない。

美奈「あ…あの…わたっ」

副会長「会長。例の高瀬 美奈ですよ。」
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