叶わなくてもいいから、恋したい。
それから、なんとなく時間は過ぎていった。

佐川とは気まずいままで友達の関係から進展することはなかった。

それを望んだのは私だけど、正直辛い。

私は佐川の彼女になりたい。

日に日にそういう思いが強くなる一方だった。



クリスマスが近くなってきた頃、それは突然やってきた。




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