叶わなくてもいいから、恋したい。
佐川side

ホントにごめんな。

誰にでも言えないことがあるんだ。

にしても、なんで悲しそうな顔したんだ?

あいつに関係ないだろ。

俺、西牧にこんなこと話してどうしてほしかったんだ?

自分がわかんねぇ。

さーて、桃華はどうすることか。

今、このタイミングでくんなよ。

最悪なこと思い出したじゃねぇか。

「あーもう!」

そう叫び、コンクリートの壁を蹴った。

でも、やっぱり足だけが痛くなるだけだった。

桃華が来た理由はわかってる。

あの事にけりをつけに来たのだろう。

嫌だけど、現実から目を背けてはいけないから。

俺もそろそろだと思ってたんだよな。

明日にでも話すか。
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