叶わなくてもいいから、恋したい。
昼休みがくると、より一層ソワソワした。

早く佐川に会いたいなとか、話したいなとか。

そんなことばかり考えていた。

キーンコーンカーンコーン

あ、チャイムがなった。

帰れる!!!

佐川来てないかな?

そう思いながら急いで準備した。

靴を履いて、制服整えて、リップ塗って。

よし!いざ出陣じゃー!

佐川は校門前に立っていた。

あぁ。カッコいいな。

って、見とれてる場合じゃないでしょ。

「佐川、待った?」

「いや、今来たとこ。」

これ、カレカノが言う台詞~

もう、幸せ。

「じゃ、行こっか。」

今日はアタックチャンスだ!

ドキドキさせるぞ。
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