別れても好きなひと
「他店舗移動の話。どういうことだよ。」

「……。すみません。ご相談もせず。」

「莉子。」

私は大悟の目が見れない。

「最近顔色も悪いしどんどん痩せていくし、笑ってないし。何かあると思ってはいたんだ。どうしていつも勝手なんだよ。そうやって。」
「すみません。」
「なんで他店舗にいく必要があるんだ?」

私が答えようとすると予約のお客さんが来店したことをスタッフが言いに来た。

結局その日はお互いに忙しく大悟も他店舗の店長たちとのミーティングがあって話せなかった。

私には好都合だった。
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