言えよ、俺が好きだって
▷ 歓迎会
今日は、歓迎会の当日。


一週間はあっという間に過ぎて、とうとうこの日が来た。

とってもいい天気で、太陽が燦々と照っている。

眩しー。


窓の外を見ていると、肩を叩かれた。

「朱里!次だよ!」


………あ!

そうだ!今、班の自己紹介の最中だった。

みんな、私の自己紹介を待っているようで、私に注目している。


「マイペース過ぎだよ~」

「ごめん!」

蘭にグチグチ言われながらも、みんなにペコッと謝る。

そのとき、雨宮くんと目が合った。

その瞬間、フッと笑われる。


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