一途彼女×S系彼氏
なので私達も
近くへ寄って行くと


「結愛!
僕、結愛に優しくする!
好きな人には優しくするんだって!
さっきパパが教えてくれたんだ!」


そう言うと広斗は結愛ちゃんを
ギューッと抱きしめた。


あまりに突然すぎる息子の行為に
大人4人は目を点にした。


「うん!
じゃあ、結愛もヒロ君に優しくする!
結愛もヒロ君好き!!」


まさかの両想い発覚。


微笑ましい光景に
莉子と目を合わせて
喜んでいた次の瞬間―――


「結愛は将来、僕のお嫁さんね!
誓いのチュー!」


広斗は結愛ちゃんに
触れるだけの口づけをした。


「広斗大胆…。」
「キャア!」
「お前やるな。」
「………」


私、莉子、斗真が
それぞれ反応する中、
ただ一人、颯人君は黙っていた。
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