慟哭、禁断の果てに
男と女、それだけ
私は子供をあやすように、ポンポンと和宏さんの背中に
リズムを刻んだ

「和宏さん、私のこと沢山考えてくれて嬉しいです」
「ん。舞、なんかもう、自分の立場忘れそう、、、」
「それは、どういう意味ですか?」
「舞に溺れてる、ただの男ってこと」

カァーッと全身が熱くなっていく

それは、つまり、、、

そういうこと、、、だよね?

その先を想像しただけで高熱で倒れてしまいそうだ

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