慟哭、禁断の果てに
今日も和宏さんは無慈悲にも私を誘う

私の気持ちも知らないで、簡単に、会いたいなんて
罪深い笑顔を向けられたら嫌って言えない

私も会いたいから

毎日でもいいくらい。

日曜日の昼間に二人で会う

私は勝手に作り上げた恋人気分を、密かに味わってた

駅前から大きくそれた商店街の外れ

狭くて急な階段を上がると、拳くらいの鈴がついた
木製のドアが歓迎してくれる


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